
「スマホ代を節約したいけど格安SIMってどうなの?」
結構そういった疑問を聞きます。
結論から言って格安SIMにした方が断然お得です!!
おすすめとしては「楽天モバイル」と「BIGLOBEモバイル」です!
その理由と、格安SIMに乗り換えることでどれだけの節約ができるのかを
解説していきます。
格安SIMにしない理由
2020年3月にMMD研究所が発表した調査「2020年3月格安SIMサービスの利用動向調査」では、ドコモやau、ソフトバンクといった大手携帯キャリアを利用しているユーザーが76.8%であるデータ結果がでました。

しかし、なぜ格安SIMにしないのかという理由で一番多いのは、
「格安SIMってよくわからない・怪しそう」というのが現状です。
もちろん、「通信速度が遅そう」とか「2年の契約縛りが残っている」
など別の理由で乗り換えていないかたもいます。
ちゃんとした理由があるならいいですが、知らないだけで乗り換えないのは
もったいなさすぎます!
格安SIMが安くサービスを提供できる理由
では、格安SIMが料金を安くサービスを提供できるのでしょうか?
それは、大手通信キャリアは回線をつなぐために、自費でアンテナや基地局を立てたり、通信設備に投資をしています。
そのコストが、携帯の通信料に載せられています。
しかし格安スマホは、大手通信キャリアに回線を借りることによって、
自社で通信設備を整える必要がないので、設備投資や人件費にお金を削ることでサービスを安く提供できるのです。
大手通信キャリアの回線を利用しているため、通話エリアはキャリアの回線に
依存します。
「格安SIMだから電波が入らない」ということはないです。
大手と格安SIMの料金比較
実際、どのくらい月額料金に差があるのかを比較してみましょう。
条件として、
・通話は10分以内まではかけ放題(格安SIMは専用アプリを使用)
・月に使えるデータ容量は3Gまで
とします。
キャリア | 月額料金 |
---|---|
ドコモ | 5,850円 |
au | 8,085円 |
ソフトバンク | 7,280円 |
格安SIM | 2,300~3,200円 |
かなりキャリアによって差がありますが、
だいたい3,000~5,000円が安くなります!
大手キャリアもかなり安めのプランで検討したので、
プラン内容によって一か月のスマホ代は1万円を超えるという方も
いるでしょう。
その場合は、月額8,000円前後安くなります!
月で5,000円安くなる場合、
年間6万円お得です!!
これってかなり節約になりますね!
格安SIMのメリット
- 料金の安さ
- 最低利用期間が設定していないことが多い
料金の安さ
なんといっても最大のメリットは「月額料金の安さ」です!
料金プランを細かく設定できるものも多く、
プラン次第では、月額1,000円以下にすることもできます。
最低利用期間が設定していないことが多い
一部最低1年の利用条件があるものはありますが、基本的にはいつでも
解約が可能です。
使ってみて、あまり満足しないなということであれば他に移っても
問題ないのはかなり使いやすいのではないでしょうか。
ただ、2019年10月1日に電気通信事業法が改正され、
いわゆる「2年縛り」に大きな制限がかかりました。
以前は2年間の契約期間内で中途解約すると、9500円の違約金が発生し、他社へ乗り替えづらくなる仕組みがありました。
これが変更され、ドコモ・auは違約金1,000円(ただし2年定期契約しない場合月額料金が170円プラス)、ソフトバンクは完全0円になりました。
格安SIMのデメリット
もちろんデメリットもあります。
- 通信速度が不安定
- キャリアメールが使えない
- 使える端末に制限がある
- 初期設定を自分で行わないといけない
- LINEのID検索が使えない
通信速度が不安定
格安SIMは大手キャリアの通信設備の一部を借りて通信しています。
そのため、実質大手キャリアより通信が遅いです。
例えるなら、4車線の道路が大手キャリアで、2車線の道路が格安SIMだったとし、その中を車で進むとしたら当然4車線のほうがすいすい進みますよね?
そのため、遅くなる時間帯も存在します。
通勤や通学時間の8:00前後やお昼休憩の12:00前後、帰宅時間の18:00前後は比較的にみんなが使うので遅くなります。
キャリアメールが使えない
大手3社のような、「@docomo.ne.jp」のような専属のメールアドレスは存在しないため使えません。
ただ、メール自体が使えないわけではなくGmailやyahooメールのような
フリーアドアレスのメールは使えます。
現在LINEなどのSNSでコミュニケーションをとるかたが多くなった中、
これがネックになることはあまりないかもしれません。
使える端末に制限がある
格安SIMの会社によって使える機種が違います。
どこ会社だったらどれが使えるのかは必ず調べておかないと、今使っている機種が使えないなんてことが起こります。
機種自体も買い換えるのであれば、その会社が販売しているものにすれば問題ないです。
初期設定を自分で行わないといけない
大手キャリアでスマホの契約をすると、すぐに電話やネットが使える状態にして、スマホを渡してくれます。
しかし、格安スマホの場合、APN(アクセスポイントネーム)と呼ばれる接続情報の設定などを、自分で行う必要があります。この設定をしなければ、電話やネットは使えません。
でも一見難しそうに思えますが、設定マニュアルもありますので
それに従っていけば5分程度で設定は完了します。
またネット契約が基本の格安SIMですが、店舗を構える会社もあります。
設定が不安ということであればこういったところを選んでみるのもいいです。
LINEのID検索が使えない
格安SIMではLINEで友達追加をする際にLINEのID検索ができません。
ふるふるやQRコードでの友達追加はきちんと可能です。
また、LINE社の格安SIMの『LINEモバイル』であればLINEのID検索も行うことができます。
格安SIMはどれを選べばいい?

格安SIMには、数多くの会社があります。
格安SIMは会社によってプランがそれぞれ違うため、
「通話が多い」「SNSやゲームにしかほとんど使っていない」など
自分の使用頻度に合わせたものがいいです。
ただ、料金・通話・通信を含めトータルで考えたときに、
「楽天モバイル」と「BIGLOBEモバイル」をおすすめします!
おすすめ格安SIMその1【楽天モバイル】
楽天市場をはじめ、さまざまな事業を展開する楽天が出している格安SIMです。
2020年4月より新しいプランに変更になりました。
以前は、ドコモ回線とau回線を利用していましたが、独自の楽天回線を
展開しています。
新しい回線ですので、格安SIMの大手キャリア回線を借りているため
回線が渋滞して遅くなるといったデメリットが今のところ起きにくいです。
しかも、この新プランが破格すぎます!
月々の基本料金は2,980円のみで格安SIMの料金の中では
そこまで安くはないです。
しかし2020年4月現在は、300万名限定で
1年間タダです!
12ヶ月分で35,760円が無料になります!
更にサービス面でもかなり充実しています。
楽天モバイルのメリット
- 日本全国どこでもデータ通信使い放題
- 国内通話かけ放題
- 海外でも使える
- 楽天ポイントがたまる、支払える
日本全国どこでもデータ通信使い放題
楽天回線エリアでの高速データ通信が完全使い放題です。
残りギガ数を考えることがありません。
国内通話かけ放題
「Rakuten Link」というメッセージ・大多数グループチャットを
含んだ通話アプリを使用することで国内どこにかけても、
何分話しても無料です。
海外でも使える
海外の66の国と地域で使え、日本へのかける分の通話は無料です。
高速データ通信も2Gまで使えます。
楽天ポイントがたまる、支払える
楽天スーパーポイントが+1倍です。
また楽天ポイントで支払いもできます。
購入時のポイント還元で実質タダ
ポイント還元をやっているので、事務手数料も実質タダです。
また、楽天回線対応の商品を一緒に買うことですべて含め
最大20,800ポイントが入ります。
計算上、少し端末代が残りますが、基本料金が1年タダに
なると考えると実質これもタダかむしろプラスです。
楽天モバイルのデメリット
- 楽天回線エリアがまだ狭い
- iPhoneが使えない
楽天回線エリアがまだ狭い
2020年4月現在では、楽天回線が使えるエリアが
東京・大阪・名古屋・京都・神戸の主要都市のみです。
対応エリアであれば問題ないですが、そうでなければパートナー回線
を利用することになります。
パートナー回線の場合、高速通信が使い放題ではなく月に5Gまでに
制限がかかります。
ただ、ギガを使い切った場合、他の会社より通信速度は落ちません。
最大で1Mbpsの速度が出ます。
一般的な容量パンクした時の速さが0.128 Mbpsなので約8倍近く早いです。
この速度であれば、高画質の動画を見るとかでない限り問題ないです。
ちなみに必要速度としてはこのくらいです。
LINEやメール | 0.1~0.2 Mbps |
WEB閲覧 | 1~2 Mbps |
低画質動画 | 0.3~0.6 Mbps |
中画質動画 | 1~2 Mbps |
高画質動画 | 2~3.5 Mbps |
低速でも、ほぼ問題なくYouTubeも見れます。
iPhoneが使えない(2020年7月より対応!)
現在、楽天対応機種がAndroidのみです。
それも楽天回線の対応したものに限ります。
実はXR以上のiPhoneであれば使えるという記事もありますが、
アップデートでどうなるかわからないとのことでした。
どちらにせよ、「Rakuten Link」のアプリのiOS用がないので
無料通話というメリットがなくなります。
2020年7月よりiPhoneも対応しました!
大きなデメリットが二つありますが、1年間の無料期間があります。
この1年の間に楽天回線エリアがかなり広がる可能性はありますし、iPhoneも対応するようになるかもしれません。
いつでも解約できるので1年間基本料無料で使ってみて、
環境が合わないのであれば他の会社に変更するという形でも
全然ありだと思います。

おすすめ格安SIMその2【BIGLOBEモバイル】
光回線やWiMAXを手掛けるプロバイダ25年のBIGLOBEが出している
格安SIMです。
ドコモ回線とau回線を選べます。
3Gのプランで月額1,600円、10分かけ放題のサービスを入れても2,480円です。
短めの3分かけ放題のプランだと2,200円になります。
また、一回の時間ではなくトータルで60分や90分まで
無料というプランもあります。
現在、6ヶ月間1,600円割引を行っているので、3Gのプランであれば
半年間基本料がタダです!
BIGLOBEモバイルのメリット
- オプションのエンタメフリーが使いやすい
- 自分のスマホをそのまま使える
- 余ったパケットは翌月に持ち越せる
オプションのエンタメフリーが使いやすい
月額480円のエンタメフリーのオプションを利用すれば、
YouTubeやAbemaTVなどの動画コンテンツ、
Apple MusicやSpotifyなどの音楽コンテンツ、
そしてFacebookなど
21種類のコンテンツを使用しているときはデータ容量を
使用しません。
データ容量を消費する理由がこれなら、
容量が3Gでも十分でしょう。
自分のスマホをそのまま使える
ドコモのAndroid、iPhoneのだいたいのスマホがそのまま
SIMカードを入れ替えれば使用できます。
ただし、au・ソフトバンクの端末は事前にSIMロック解除が必要です。
余ったパケットは翌月に持ち越せる
その月に余ったパケットの容量は来月に持ち越せます。
多めのプランを選んでいて、使い切れなかったとしても
損をしないです。
BIGLOBEモバイルのデメリット
- LINEやTwitter、インスタグラムはエンタメフリーに入らない
- 直営店がない
LINEやTwitter、インスタグラムはエンタメフリーに入らない
Facebookは使い放題になるエンタメフリーですが、
他の主要SNSは対象を外れています。
この辺を主に使う方にはエンタメフリーが生きてこないかも
しれません。
直営店がない
BIGLOBEモバイルに関しては直営店がないので、サポート面では
少し不安があります。
ただ、ビッグカメラやヤマダ電機などの家電量販店には格安SIMの
カウンターを設けてある場合もあるので、不明な点があればそこで
相談してみるといいでしょう。
エンタメフリーも新しく対象コンテンツが増えたりしているので、
将来的には主要SNSも入ってくるかもしれません。
また直営店がないだけで、量販店のカウンターである程度の対応は
してもらえるので、よほどのことがない限り大丈夫でしょう。
まとめ

現在、約20%のかたが格安SIMを利用しています。
更に将来的には増えそうな傾向です。
たしかに通信速度などでストレスを感じることがあるという割合は
30%ほどありますが、格安SIMに乗り換えの満足度調査で乗り換えて
後悔したという割合は、わずか3%しかいません。
想像してたより普通に使える中で、料金が格段に安くなっているから
でしょう。
月額料金では、格安SIM利用の80%が満足しているという回答に対し、
大手キャリア利用の50%強が不満に感じています。
ちょっとスマホを見直すだけで、
年間で5万から人によっては10万の節約になるのです。
どうしても大手キャリアを使わないといけない理由がないのなら、
一度格安SIMを試してみませんか?